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志賀山流独自の型や小道具など【4】

恋人に会いたいがために火付けをしたという実在の少女を、井原西鶴が「好色五人女」で取り上げて以来広く知られる事になり、歌舞伎や人形浄瑠璃などで人気を博した演目です。 中でも、日本舞踊においては、「人形振り」(後見などが後ろに付き、演者は文楽人形のように舞う)が見所となっています。

志賀山流独自の型や小道具など【3】

小説や映画などでおなじみの安倍晴明ですが、その父母は伝説や古浄瑠璃などで、父・保名、母は葛の葉(実は狐の化身)としてえががれています。 その父・保名が葛の葉と出会う前、葛の葉の姉である榊の前を目の前で失い、形見の衣を肩にかけその姿を求めて狂乱する、という演目です。

志賀山流独自の型や小道具など【2】

長唄 賤機帯 能の「隅田川」を元にしたこの「賤機帯」は、愛児・梅若を人買いにさらわれた狂女(斑女)が子を求めて隅田川のほとりをさまよい歩くのを、近くにいた舟長がからかい、やがて哀れみを覚えて慰める、という内容です。

志賀山流独自の型や小道具など 【1】

長唄 汐汲 能の「松風」を元にしたこの「汐汲」は、 〽ぬれに寄る身は傘さしてござんせ の部分、各流は三段傘を使用して舞いますが、志賀山流においては市女笠を長い棒に付けたものを使用します。これは、古来の舞では黒塗りの市女笠を使用していたものが、時代を下るにつれて華美となり、今では三段傘の使用が一般的になっているものと推測されます。 文責 宗家代理 志賀山 律

舞踊の特徴

舞踊の特徴 能を起源とするため、その振り付けは、古典の中でも特に古格を守る伝承があります。 その第一にあげられるのが、ナンバ歩きです。 ナンバ歩きとは右手と右足、左手と左足を同時に出す日本古来の歩き方です....